使った工具
六角3、4、5、6mm
ラチェット、ソケット10mm(Tレンチ10mm)
+ドライバーNo.2
テールカウルを外す
まずはシートを外しましょう。テールカウルは4の本ネジと3つの爪で止まっています。
テールカウルはプラスチック素材なので、金属のネジで強く締めこむと直ぐに割れます。なのでカラー(スペーサー)とプラスチックワッシャーで押さえて有ります。サイド側の爪は横に引っ張れば簡単に抜けましたが・・。
自分のやつだけかもしれませんが。グロメットとステーと爪のサイズが合って無いのか、上に持ち上げて外す爪は非常に外れにくくて、グロメットが飛んでいきました。カウルが割れてしまうんじゃないかと心配になるくらい、力が必要でした。
シートロックとテールランプのつっかえを外す
シートロックは10mmのボルトが4本、テールランプの遊びを抑えるつっかえのステーが1本、スパナでも何でも外れれば良いですが。セミロング以上の長さの薄型ソケットか、T型レンチがお薦めです。3/8SQの一般的なソケットだと隙間があんまり有りませんので、1/4が有ればと思います。クラッチレバーのナットも隙間が無くて、同じ状況です。出先で転倒して折れる可能性を考慮して、レバーの予備を持って行ってもネジを回せなければ交換出来ないジレンマ。
外せたら傷防止で軍手等を使って包んでしまうと良いです。角が当たると傷はすぐつきますので。
ETCとテールランプ、ウインカーの配線を外す
この辺までは工具さえあれば特に難しい所は無いと思います。(爪は固かったですが・・・。)5mmの六角穴付ボルトが前側、3mmが後ろ側です。右後ろ側はハーネス抑えと共締めになっています。ハーネス抑えを手でめくればネジが見えてきます。
ネジを外せたらこれも布で包んで、ひっくり返るようにずらします。
テールランプ回りを外す
ウインカーとテールランプがフェンダーと一体型になってるので、まずはウインカーとテールランプ回りの配線を外します。ゴムのバンドは引っ張れば外せます。その後に配線をずらして、完全に抜けるようにします。
配線がフリーになったら、フレームとネジで固定して有る(ぶら下がっている状態)金具を外していきます。ここで注意点は4本の六角穴付きボルトと、+のネジが有ります。
+のネジは他のネジとは違うフレームとは固定されていない。下側の金具の仮止めのような役割なので、フェンダー事降ろしてから外す方がスマートな外し方だと思います。全部外すと下側の金具が落下します。
上記の通り順番は上から①フレーム、②引っかけの付いてる金具、③フェンダー、④下側の金具です。
文章だと解り辛いかもしれませんが、フレームにネジで金具とフェンダーが全てぶら下がって固定して有ります。キャリアがフレームの下にぶら下がるようになるので、耐荷重はちょっと不安です。逆にキャリアが上に乗っかればいいのですが・・。元はZ900のフレームなので仕方ないです。
荷かけフックを外す
どの順番でも後でも外せますが、ここも忘れずに。
キャリアを取り付ける
配線をキャリアに通して、+のネジでフェンダーを挟み込んで、仮止めして戻していきます。ポイントはネジを締める前に全てネジを突っ込んで仮止めしてから、ネジを締めこみます。一人でやるにはここが一番大変な所だと思います。下から仮組したフェンダーとキャリアを片手で押さえながら、上から六角穴付きボルトを締め込んでやる必要が有ります。焦らずに、下から、横から見て、ネジがちゃんと突き抜けているか。良く確認してネジを締めて行くのがポイントだと思います。ネジがそこまで長くないので見づらいのですが・・。またネジを締め込む前に配線が変に噛んで無いか、遊びを見る事も大事です。
キャリアのネジが全て入って仮止め出来たら、本締めしてかまいません。後からでもテールカウルは取り付けられますが、先にテールカウルを取り付けて荷かけフックを締め込む方がやりやすいと思います。必ず本締めは忘れないように。
元に戻していく
今までやって来た事を逆にして取り付けていきます。と文章にしてしまえば簡単なのですが、注意点はいくつかあります。上記の通りキャリアは全てのネジを仮止め後に本締めしなければ、クリアランスが有る為に上手く入らない場合が有ります。またサイドカバーを囲うようにキャリアが付きますので、テールカウルをガリガリやらないように、取り付けに気を使う必要が有ります。
また荷かけフックを締め込んで行くと、テールカウルとキャリアが当たる場合が有ります。その場合はテールカウルを逃がしたい方向にずらしながら、テールカウルのネジを締め込めば隙間は出来ると思います。
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